AR Droneで空撮

2010年にiPhoneでラジコン操作できるAR Droneと言う4つの小口径ローターを持つラジコンヘリが発売されました。
このAR Droneは小型軽量のホディに様々な機能を満載して初心者でも簡単に飛ばせる高性能な機体です。
通常のプロポは使わず。
コントローラーはiPhone、iPad、iPod touch、android端末(スマホやタブレット)などです。
このため小型軽量のボディとスマートフォンだけで飛ばせるため持ち運びが楽です。

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通常のラジコンヘリの場合は大きなメインローターと小さなテイルローターの2つです。
この大きなメインローターは破壊力が大きいため死亡事故が起きる事もあります。
AR Droneの場合は小さなローターが4つあり、接触時に自動停止するようになっているため人間に接触しても、よほど酷い当たり方をしないかぎり怪我をする事はありません。

普通のバランスを取るセンサーが付いていないラジコンヘリを飛ばそうと思うと、慣れるまで年単位の時間と、墜落による莫大な修繕費用が掛かります。
ところが、AR Droneは3軸の加速度センサー、3軸ジャイロ、自機の前後左右の動きを検知する下部カメラ、6メートルまでの高度を測定する超音波センサーなど各種センサーの情報を元に自動的に高度とバランスを取るため、数時間である程度飛ばせるようになります。
また複数の小口径ローターを使用しているため、墜落時のダメージが少なく、通常のラジコンヘリよりも修繕費が安くなります。
そして正面に装着されたカメラ(640x480ピクセル)と下部のカメラで撮影した情報をコントローラーに中継して動画や画像の記録も行えます。
また飛行中にセンサーが計測した高度や傾き、バッテリー残量のデータもコントローラーに送ります。
これらの機能を通常のラジコンヘリへ搭載しようと思うと、通常飛行の操作系、カメラの中継装置、各種センサーとデータの送信装置など、非常に高額になってしまいます。
そこでAR Droneは機体とコントローラーとの通信をWiFiで行うことで価格を非常に低く抑えています。
このWiFiが長所であり、短所でもあります。

WiFiの規格では何もない空間で最大40メートルぐらいまで電波が届きます。
しかしiPhoneなどのスマートフォンでそこまでWiFiの電波が届くかと言うと、おそらく無理です。
安定して飛行できる距離は10メートル以内だと思います。
それ以上離れると接続が切れる可能性が高くなります。
接続が切れてしまうと、AR Droneは各種センサーを駆使して、その場に留まろうと空中停止しますが、再接続できるか運次第です。
また空中停止しないで接続が切れた瞬間の最後の命令を実行し続ける場合もあります。
この動画では上昇中に接続が切れてしまい、バッテリーが切れるまで上昇し続けています。

このWiFi接続に影響する機器があると近距離でもAR Droneが制御不能になると言う話もあります。
そして、AR Droneのもう一つの欠点は小型軽量故に風に流されやすい事です。
AR Droneは機体が一定以上に傾くとローターが停止して墜落します。
風に煽られて機体が傾くと墜落すると言う事です。
また風に流されて10メートル以上離れてしまい、接続が切れてどこかへ飛んでいってしまう可能性もあります。

YouTubeなどでAR Droneの動画を調べるとGoProHDなどのカメラを搭載して空撮動画を撮影している方が居ますが。
これは重量オーバーです。
少しでもバッテリーが劣化していると飛べません。
新品に近いバッテリーが必要です。
そして重量増加により飛行が不安定になり、墜落した時の衝撃も大きくなりカメラとAR Droneの両方が壊れやすくなります。

このAR Droneのバージョンアップ版「AR Drone 2.0」がヨーロッパやアメリカで販売開始されました。
日本は6月以降に3万円ぐらいで販売される予定だそうです。
AR Drone 2.0になってバージョンアップした点は、高度を検知する気圧センサーの追加、正面カメラをVGAからHD画質へアップ、安定性の向上などです。
HD画質(1280x720のハイビジョン)なら、それなりに綺麗な動画を撮影する事ができます。
コントローラーを持っている人から10メートル以内でHD画質の空中撮影できるカメラが3万円ぐらいなら安いのではないでしょうか?

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